昭和52年2月28日

主要項目目次
  1. 路線認定
    1. 告示第123号
  2. 路線廃止
    1. 告示第126号
  3. 路線変更
    1. 告示第127号
  4. 区域変更
    1. 告示第131号

この日の告示について

この告示の前日に整理番号の再編が行われたばかりですが、昭和49年11月12日に公布された政令第364号(一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令)で国道360号、361号、363号、365号が追加指定され、国道157号のルートが変更されたことと、昭和51年4月1日建設省告示第694号により主要地方道の改正が行われたことに伴って、主要地方道を中心に路線の整理が行われました。
告示第123号により18本の県道(11本が主要地方道)が認定され、第126号により23本の県道(6本が主要地方道)が廃止されました。また、第127号により2路線について変更が行われました。

なお、認定及び廃止の告示は、前日の路線認定告示の一部改正という形で行われています。1970年代以降の岐阜県の告示ではよくあるパターンです。


告示の条文

以下にそれぞれの告示の一部および表を掲載します。原文は縦書きで、整理番号はすべて算用数字です。

岐阜県告示第百二十三号

道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第七条の規定に基づき、県道の路線を認定したので、県道の路線認定に関する告示(昭和五十二年岐阜県告示第百二十号)の一部を次のように改正する。

なお、その関係図面は、岐阜県土木部道路維持課において昭和五十二年二月二十八日から二週間一般の縦覧に供する。

昭和五十二年二月二十八日

岐阜県知事上松陽助

表中十三項の次に次の一項を加える。

14岐阜稲沢線岐阜市羽島郡笠松町-愛知県葉栗郡木曽川町、一宮市
-稲沢市

十八項の次に次の三項を加える。

19土岐足助線土岐市--愛知県西加茂郡小原町、東加茂郡旭町
-愛知県東加茂郡足助町
20瑞浪大野瀬線瑞浪市---
-愛知県北設楽郡稲武町大野瀬
21庄川河合線--富山県東砺波郡庄川町富山県東砺波郡利賀村
吉城郡河合村-

二十二項の次に次の一項を加える。

23北方多度線本巣郡北方町海津郡海津町、安八郡安八町 [注1]--
-三重県桑名郡多度町

二十四項の次に次の一項を加える。

25南濃北勢線海津郡南濃町---
-三重県員弁郡北勢町

三十八項の次に次の一項を加える。

39奈川野麦高根線--長野県南安曇郡奈川村-
大野郡高根村-

五十二項の次に次の一項を加える。

53岐阜関ケ原線岐阜市本巣郡北方町、安八郡神戸町--
不破郡関ケ原町-

六十三項の次に次の二項を加える。

64可児金山線可児郡可児町加茂郡川辺町、同郡七宗町--
益田郡金山町-
65御嵩山岡線可児郡御嵩町---
恵那郡山岡町-

六十九項の次に次の一項を加える。

70恵那蛭川三川線恵那市恵那郡蛭川村--
加茂郡白川町三川-

百五項の次に次の一項を加える。

106桑名海津線--桑名市-
海津郡海津町-

二百六十九項の次に次の一項を加える。

270徳山根尾線揖斐郡徳山村徳山---
本巣郡根尾村門脇-

三百十項の次に次の一項を加える。

311稲成大和線郡上郡八幡町稲成---
同郡大和村-

三百五十三項の次に次の一項を加える。

354上麻生停車場線上麻生停車場(加茂郡七宗町上麻生)---
加茂郡七宗町川並-

三百九十項の次に次の一項を加える。

391釜戸停車場線釜戸停車場(瑞浪市釜戸町)---
瑞浪市釜戸町-

三百九十二項の次に次の一項を加える。

393鶴里泉線土岐市鶴里町---
同市泉町-

四百十一項の次に次の一項を加える。

412恵那八百津線恵那市---
加茂郡八百津町-

(筆者注)

注1
重要な経過地の順序が実際の路線での順序と逆になっています。「安八郡安八町、海津郡海津町」が正しいでしょう。
  • それぞれの表を囲っている「」は省略しました。
  • この日認定された路線の中には現在と区間が異なるものが存在します。この違いはこの日の告示第124号に記載されている道路区域から判断できます。
    • 19号土岐足助線の道路区域は「土岐市鶴里町柿野字町1,227番の1地先から同市同町同字入海道1,721番の16地先(愛知県界)まで(敷地の幅員4.2~8.5m、延長1,981.0m)」であり、起点は国道363号交点でした。
      泉町~鶴里町の区間はこの日認定された393号鶴里泉線の区域を編入することで1982年ごろに延長されたと考えられます。
    • 20号瑞浪大野瀬線の道路区域は「瑞浪市陶町大川字十三塚882番地先から(以下省略)」であり、起点は国道363号交点でした。この日の時点で瑞浪市中心部~陶町の区間は豊田瑞浪線に指定されており、1982年の主要地方道指定以降に瑞浪大野瀬線へ編入されたものと考えられます。
    • 412号恵那八百津線の道路区域は「恵那市三郷町大字佐々良木字下平170番の22地先から加茂郡八百津町大字潮見字篠原55番の1の2地先まで(敷地の幅員2.8~41.0m、延長23,848.3m)」であり、起点は現在でいう国道418号と65号恵那御嵩線の交点付近でしょう。
      後に国道418号の指定と69号恵那川辺線の廃止に伴って笠置町大字河合に至るルートに変更されたものと思われます。関連する告示は調査中です。

岐阜県告示第百二十六号

道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十条第一項の規定に基き、県道の路線を廃止したので、県道の路線認定に関する告示(昭和五十二年岐阜県告示第百二十号)の一部を次のように改正する。

なお、その関係図面は、岐阜県土木部道路維持課において昭和五十二年二月二十八日から二週間一般の縦覧に供する。

昭和五十二年二月二十八日

岐阜県知事上松陽助

(本文略)

原文は各路線の項について「削除」に改める形式のものとなっています。この告示で廃止された路線を以下の表にまとめます。

整理
番号
廃止路線名起点重要な経過地備考
起点重要な経過地
終点
終点
4高山木曽福島線高山市大野郡高根村--
-長野県木曽郡木曽福島町
7瀬戸中津川線-土岐市、恵那郡明智町、恵那郡岩村町瀬戸市-
中津川市-
9古川細入線吉城郡古川町吉城郡宮川村--
-高山市婦負郡細入村
22四日市関ケ原線--四日市市三重県員弁郡東町、同郡藤原町 [注2]
不破郡関ケ原町-
24木之本浅井関ケ原線--滋賀県伊香郡木之本町滋賀県東浅井町、長浜市、同県坂田郡伊吹町 [注3]
不破郡関ケ原町-
77古川白川線吉城郡古川町吉城郡河合村--
大野郡白川村-
103寄合渡阿多野郷線--長野県南安曇郡奈川村寄合渡-
大野郡高根村阿多野郷-
107庭田北勢線海津郡南濃町庭田---
-三重県員弁郡北勢町
110下切土岐線--愛知県東加茂郡旭村下切-
土岐市-
130河合庄川線吉城郡河合村--富山県東砺波郡利賀村
-富山県東砺波郡庄川町
131墨俣桑名線安八郡墨俣町海津郡海津町--
-桑名市
132名古屋岐阜線--名古屋市一宮市
岐阜市-
133陶稲武線瑞浪市陶町---
-愛知県北設楽郡稲武町
241関ケ原池田岐阜線不破郡関ケ原町関ケ原安八郡神戸町、本巣郡北方町--
岐阜市-
271徳山藤橋線揖斐郡徳山村---
同郡藤橋村-
329白鳥大和八幡線郡上郡白鳥町郡上郡大和村--
同郡八幡町-
367神渕上麻生停車場線蒲生郡七宗町神淵---
上麻生停車場(加茂郡七宗町)-
368潮見武並線加茂郡八百津町潮見---
恵那市武並町-
369七宗可児線加茂郡七宗町加茂郡川辺町--
可児郡可児町-
370白川遠ヶ根恵那線加茂郡白川町恵那郡蛭川村--
恵那市-
394釜戸御嵩線瑞浪市釜戸町---
可児郡御嵩町-
422佐々良木釜戸停車場線恵那市三郷町佐々良木---
釜戸停車場(瑞浪市)-
423武並山岡線恵那市武並町---
恵那郡山岡町-

(筆者注)

注2
「東町」は誤りで、「東員町」が正しいです。前日の告示でも同様の誤植がありました。
注3
「東浅井郡浅井町」が正しいです。

岐阜県告示第百二十七号

道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十条第二項の規定に基づき、次のように県道の路線を変更する。

その関係図面は、昭和五十二年二月二十八日から二週間岐阜県土木部道路維持課において一般の縦覧に供する。

昭和五十二年二月二十八日

岐阜県知事上松陽助

整理
番号
旧新別路線名起点重要な経過地備考
起点重要な経過地
終点
終点
57大垣停車場線大垣停車場(大垣市)---
同市郭町-
大垣停車場線大垣停車場(大垣市)---
同市寺内町-
431馬瀬卯之原線益田郡馬瀬村---
同郡金山町卯之原-
下山名丸線益田郡馬瀬村下山---
同郡同村名丸-

(筆者注)

  • 431号の変更は、1976年に岩屋ダムが竣工したことに伴うものと思われます。畑佐金山線(現在の金山明宝線)との交点付近は馬瀬村下山ですが、100mほど西(ダム湖側)に行くと金山町卯之原です。

岐阜県告示第百三十一号

道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項の規程により、道路の区域を次のように変更したので告示する。

なお、その関係図面は、昭和五十二年二月二十八日から二週間岐阜県土木部道路維持課において一般の縦覧に供する。

昭和五十二年二月二十八日

岐阜県知事上松陽助

道路の
種類
路線名区間区域変更
前後別
敷地の幅員
(メートル)
延長
(メートル)
県道岐阜白鳥線郡上郡大和村大字島字谷戸2,542番地の1地先から
同郡白鳥町向小駄良字内田774番地の1地先まで
2.8~26.014,258.6
郡上郡大和村大字島字谷戸2,542番の6地先から
同郡白鳥町向小駄良字下夕垣内951番の3地先まで
1.0~18.212,387.5
平田土岐線 [注4]土岐市鶴里町柿野字入海道1,721番の16地先(愛知県界)から
同市泉町久尻字東原715番の6地先まで
3.6~22.016,301.0
土岐市曽木町字湯屋坂1,641番の1地先(愛知県界)から
同市同町字鍋折1,812番の3地先まで
3.6~20.02,150.0

(筆者注)

注4
「平田土岐線」は「平畑土岐線」の誤りです。認定時にも同様に路線名を間違えられています。
  • 原文では地番、幅員、延長が漢数字で表記されていますが、本ページでは見やすさを優先して算用数字で書き換えました。
  • 岐阜白鳥線はこの日廃止された白鳥大和八幡線の区域を編入する形で、大和村~白鳥町間のルートを変更しました。最少幅員が1.0mであることからわかる通り車両通行不能区間を抱えており、2008年発行の『全日本道路地図』(昭文社)でも未開通区間が描かれています(現在は開通済み)。
  • 平畑土岐線は愛知県西加茂郡小原村~土岐市でルートを大きく変更、延長を短縮しており、別の路線になったといっても過言ではないでしょう。
    この日廃止された下切土岐線の区域を編入して、土岐市曽木町のR363交点を終点とする路線になりました。なお、それまでの平畑土岐線は現在のr19土岐足助線の原型となっており、旧区域はこの日認定された土岐足助線の一部と鶴里泉線(後に土岐足助線に編入)に引き継がれています。以下の路線網図をご参照ください。

2月28日の告示により平畑土岐線とその周囲の路線がどのように変化したか、路線網図で再現しました。図中の番号と路線名の対応は表に記載しました。なお、変更の無かった一般県道の一部は図中で省略しています。

整理番号路線名備考
7瀬戸中津川線2月28日廃止
11豊田明智線
12豊田瑞浪線
13豊田多治見線
19土岐足助線2月28日認定
泉~鶴里は1982年編入
20瑞浪大野瀬線2月28日認定
瑞浪市中心部~陶は1982年編入
66多治見恵那線
109上仁木明智線
110下切土岐線2月28日廃止
111平畑土岐線2月28日区域変更
112上渡合土岐線
133陶稲武線2月28日廃止
390細野土岐市停車場線1994年r69へ昇格
393鶴里泉線2月28日認定
421武並土岐多治見線

2月27日時点での路線網図
2月28日時点での路線網図

図から平畑土岐線(111号)のルートが大きく変わったことがお分かりいただけると思います。なお、この周辺の越境路線は現在に至るまで整理番号の統一が行われておらず、県境を跨ぐと路線番号が変わるのが標準的です。当時の愛知県道の整理番号について一部未確認の箇所があるため、図中では()内に岐阜県内での整理番号を記載しました。