道道919号 区間1

目次

区間区間起点区間終点走行日区間
距離
区間1室蘭市中央町(起点)~室蘭市母恋南町(地球岬入口)2017/7/1(3.4km)
区間2室蘭市母恋南町~室蘭市大沢町(大沢通交点)2017/7/15.7km
区間3室蘭市大沢町~室蘭市東町(終点)2017/7/18.6km

※区間は筆者が勝手に定めたもの。各区間の距離は地図上で計測しているため、その合計が総延長及び実延長のいずれかに一致するとは限らない。()表記の距離は未供用区間を含むため参考値。

室蘭市中央町(起点)~室蘭市母恋南町(地球岬入口)

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起点

R36室蘭新道を輪西方面から走ってきた後、直進してr699室蘭港線に入ると、400m程でr919起点の中央町交差点に到着する。r699はここを右折するが、この交差点を直進するとr919に入ることができる。

左折方向は後述の山手ルートである。なお、r919のいずれのルートも案内標識には表示されていない。

※マウスオーバー/赤枠内タップで案内標識の写真を表示します。

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r919に入るとすぐに縦看がお出迎え。r919は縦看の設置密度がかなり高い路線であり、トレースの大きな手助けになっている。

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起点から300m程の交差点でr919は左斜め後方へと進路を変える。案内はなくわかりにくいが、左折後の反対車線に縦看が設置されているので、自転車や徒歩ならそれを目印にできないこともない。

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本町2丁目の交差点には案内標識があり、左折が地球岬、直進が追直漁港と書かれている。r919は地球岬に向かう路線だが、道道をトレースするならここは直進するのが正しい。

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舟見町の交差点。例によって案内はないが、r919はここを左折する。先ほど案内されていた追直漁港はここを直進したところにある。

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左折後の風景。奥の方で少し上った後突き当りのように見えているが、実際はそこで進路を右斜め前に変えてさらに上っている。

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上り坂はそこそこきつい。長さは100m程だが、勾配は平均7%近くある。

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海抜表記と街路灯のシールが道道として整備されている証拠である。

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道路はモトマリ墓地に突き当たって終了となる。ここから先には民家へ通じる道が分岐しているだけで、地球岬方面へ向かうことはできない。r919はここから新富町までの間が分断区間となっている。

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先へ進むために、画像4の地点まで戻って交差点を地球岬方面へ曲がる。右手に見えるのは科学館。

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さらに1ブロック直進したところで右折。「山手ルート」に合流する。

画像1~画像11間を直接結ぶ4車線道路も「山手ルート」の一部なのだが、走行時はこの区間の撮影を忘れてしまい、市道を介して道道に復帰している。なお、走行しなかった区間には道道であることを表すものが存在しないようだ。

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「山手ルート」に入ると道道であることの証明となる縦看を発見。

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左カーブを登っていくと、正面に通行止標識があり行く手を阻まれる。ここが「山手ルート」の端点で、この先は着工されないまま分断区間となっている。地球岬へはここを右折して迂回ルートを通ることとなる。

「山手ルート」はその後計画が見直され、既存道路を活用する形で事業が再開されたようだ。新しい計画ではこの交差点を左折することになっており、2022年撮影のストリートビューでは既に着工されている様子がうかがえる。

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迂回ルートとなる市道は狭く、見通しの悪いカーブも多い。

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複数のカーブで住宅の間を縫いながら高度を稼いでいく。

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沿線の住宅が途切れると分岐が現れるが、ここは標識の通り直進

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普通車同士の離合には苦労しそうな道幅である。地元の車でもなければ母恋駅方面に迂回してから地球岬を目指した方が良いだろう。自転車であればあまり道幅のことは気にならず、ひたすら上り坂との闘いとなる。

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18'

いったん上り坂が終わる。画像13の地点からここまでの約800mの平均勾配は約9%で、自転車にとってはかなりきつい。下り坂に転じた直後に交差点がある。

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交差点は道なりに右前方へ進むのが正しい。左折するとずっと2車線道路で起点近くまで戻ることができる。なお、この交差点には縦看が設置されており、この辺りまでが分断区間ということらしい。

計画見直し後の「山手ルート」は左折側の道路を活用することになっているようで、この交差点で合流することになる。

※マウスオーバー/赤枠内タップで起点方向を向いて撮影した写真を表示します。

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分断区間を過ぎても道幅は狭いまま。再び上り坂となる。

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進行方向右側を撮影。まだ地球岬までは距離があるが、この辺りでもすでに標高が80mほどあるので、なかなか良い眺めである。ただし、自動車の場合路駐できるスペースはないので素通りせざるを得ないだろう。

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少し進むと、「この先車線変更注意」の標識が現れ、唐突に2車線道路となる。

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標識に書かれている通りに車線が左にずれる。2車線になるだけでなく道路の中心線もかなり左側にずれており、ここで「山手ルート」の当初計画ルートに合流しているものと思われる。

「山手ルート」の当初計画ルートでは、画像13の地点からここまでの区間に複数のトンネルを建設する予定だったようだ。なお、ここまで触れてきた「山手ルート」については、「道道資料北海道」内の記事に詳述されている。

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2車線になっても縦看が道道をアピールしてくれる。この辺りも市道区間よりマシとはいえそれなりに上り勾配があるので、地球岬まであともう少しの辛抱、と言ったところか。

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直線区間に入ると地球岬への分岐まではあと少し。

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画像23の地点から900m弱で案内標識が現れ、地球岬への道路が右側へ分岐する。r919は引き続き直進

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せっかくなので地球岬の写真も載せることにする。地球岬からは渡島半島の駒ヶ岳付近を望むこともできる。この日は駒ヶ岳を見ることはできなかったが、砂原~鹿部付近の陸地までは見通すことができた。

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展望台の標高は約130mあるので、内陸側の眺めも楽しむことができる。自転車できつい上り坂を耐え抜いて手に入れる眺めは格別である。