国道40号 目次

路線概要

旭川市を起点とし、天塩川流域を経由して稚内市へ至る路線。ほぼ全線が内陸を通っているため、稚内市内のごく一部を除いて海を見ることはできない。旧一級国道の中では最も北にある路線である。
国道指定当初のルートと現在のルートとでは大きく異なっている箇所も多く、特に天塩町内のルートは全く別物と言ってもよい。他にも比布町内、剣淵~士別、風連~名寄、芦川~上勇知が主なルート変更箇所である。

道北の主要都市を結ぶ重要な路線である一方、札幌から稚内への移動においては距離の面でR232・r106といった沿岸経由のルートが有利になる。一部の区間では並行する高規格道路があるため、それらを活用できれば多少は所要時間の差が縮まる。また、全線にわたってJR宗谷本線と並行しており、本数が少ないというデメリットはあるが一応輪行が可能である。

種別一般国道
路線番号40
起点北海道旭川市
終点北海道稚内市
通過市町村北海道旭川市→(石狩国)上川郡比布町→(天塩国)上川郡和寒町→剣淵町→士別市→名寄市→中川郡美深町→音威子府村→中川町→天塩郡天塩町→幌延町→豊富町→稚内市
指定日1952年12月4日(政令施行日)
総延長299.2km
実延長250.0km
新道49.1km

※総延長等のデータはいずれも2015/4/1現在の道路統計年報による。

歴史

1920(大正9)年4月1日
地方費道6号旭川稚内線、準地方費道49号名寄停車場天塩港線、地方費道4号札幌稚内線が認定される。
1942(昭和17)年7月9日
地方費道57号名寄天塩港線が認定される。準地方費道49号名寄停車場天塩港線は同日廃止。
1952(昭和27)年12月4日
1952(昭和27)年12月4日政令第477号により、一級国道40号(旭川市~稚内市)が指定される。当時は天塩町中心部経由。地方費道6号旭川稚内線、地方費道4号札幌稚内線は1954(昭和29)年3月30日廃止。地方費道57号名寄天塩港線は1957(昭和32)年7月25日廃止。
1957(昭和32)年11月
常盤村(現・音威子府村)物満内~中川村(現・中川町)富和が開通し、全線開通。
1964(昭和39)年12月8日
同日の建設省告示第3327号により、風連~名寄のルートが変更される。
1965(昭和40)年4月1日
1965(昭和40)年3月29日政令第58号により、一般国道40号(旭川市~稚内市)となる。
1965(昭和40)年7月21日
同日の建設省告示第1938号により、比布~蘭留のルートが変更される。
1966(昭和41)年5月9日
建設省告示第1434号・1435号により、天塩町内のルートが変更される。
1997(平成9)年11月19日
名寄バイパスの名寄IC-名寄北IC間が開通(以降の延伸については省略)。
2004(平成16)年11月6日
豊富バイパスの豊富サロベツIC-豊富北IC間が開通。
2010(平成22)年3月14日
幌富バイパスの幌延IC-豊富サロベツIC間が開通。
2013(平成25)年3月30日
美深道路の美深IC-美深北IC間が開通。同時に名寄バイパス(名寄IC-美深IC)と美深道路を併せて名寄美深道路へ名称を変更する。

レポート区間

区間区間起点区間終点走行日区間
距離
区間1旭川市4条通6(起点)~上川郡和寒町塩狩(塩狩峠)2017/9/729.6km
区間2-A上川郡和寒町塩狩~士別市大通西5(R239南側交点)2017/9/7
2017/8/18
25.1km
区間2-B士別市大通西5~名寄市西4北1(R239北側交点)2017/8/18
2016/8/13
25.4km
区間3-A名寄市西4北1~中川郡美深町大通北3(R275南側交点)2016/8/1320.9km
区間3-B中川郡美深町大通北3~中川郡音威子府村音威子府(R275北側交点)2016/8/1330.4km
区間4-A中川郡音威子府村音威子府~中川郡中川町誉(r438交点)2016/8/1332.5km
区間4-B中川郡中川町誉~天塩郡天塩町サクカヘシ(R232交点)2017/8/1932.3km
区間5-A天塩郡天塩町サクカヘシ~天塩郡豊富町開源(豊富北IC)2017/8/1931.7km
区間5-B天塩郡豊富町開源~稚内市中央3(終点)2017/8/1924.7km

※区間は筆者が勝手に定めたもの。各区間の距離は地図上で計測しているため、その合計が総延長及び実延長のいずれかに一致するとは限らない。